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新型コロナで中止のセンバツ 8月に甲子園で交流試合 高野連

2020年6月11日

日本高校野球連盟は新型コロナウイルスの影響で中止になったセンバツ高校野球に出場が決まっていた32校をことし8月、甲子園球場に招き、各校1試合ずつの交流試合を行うことを決めました。
高野連ではことし3月に新型コロナウイルスの影響でセンバツ高校野球が中止となったことを受け、出場が決まっていた32校の救済策を検討してきました。

こうした中、先月20日に夏の全国高校野球の中止が決まり、高野連は甲子園球場が使われなくなった8月にセンバツに出場予定だった32校を招待し、交流試合を行うことを10日の理事会で決めました。

大会は各校がそれぞれ1試合ずつ行う方式で、8月10日から12日までと15日から17日までの合わせて6日間行われ、1日に最大3試合が実施されます。

この交流試合は公式戦として実施し、9回が終わって同点の場合に引き分けとするか、延長戦でタイブレークを行うかどうかは今後、検討するとしています。

またベンチ入りメンバーは、センバツや夏の甲子園では18人までですが、今回の交流試合では1人でも多くの3年生に出場機会を与えるため、20人までベンチに入ることができます。

スタンドには原則として観客は入れませんが、今後、新型コロナウイルスの感染状況を確認しながら保護者や控え部員の観戦を検討していくということです。

交流試合の組み合わせ抽せんは来月18日にオンラインで行われ、開会式もオンラインでの開催を検討することにしています。

(引用:NHK NEWS WEB)

ココがポイント

高校野球、夏の大会が中止となり、多くの選手や関係者が涙したわけですが、ここにきて春のセンバツ大会を8月に「交流戦」という形で実施することが決まったようです。
センバツ32校の選手が甲子園の土を踏める機会ができたことは、「救済策」としてはよかったと思います。
一方で、このセンバツ32校の選手たちを含め、全ての高校球児は、やはり、どんな形であれ「夏の大会」の開催を望んでいたことと思われます。
もちろん、高野連が下した「夏の大会中止」の判断は合理的で、それを前提にかつ現在のコロナの状況を鑑み、下した判断が春のセンバツ32校の交流戦ということも理解できます。
しかし、あくまで私見ですが、異例とはなりますが、「夏のセンバツ大会」が開催できなかったのか?という疑問があります。
現状のコロナの状況や、経済活動再開の流れなどを考えれば、実現はできたように思います。
夏の代表校としてふさわしい学校を通常の夏の代表枠毎にこれまでの実績により改めて選抜し、甲子園で「トーナメント」を開催するのです。
もちろん無観客、コールドや延長戦のルールは一部特別ルールを使用、移動や宿泊の仕方も最大限に感染対策を図った上でです。
これを行ったからといって、全ての高校球児たちが救われる訳ではありません。
しかし、少なくとも、球児たちの納得感と出場選手の達成感は大きく違うものと思われます。
また、ブラスバンドや応援団の参加に関してなども話題になっていますが、こちらこそ、リモートをうまく活用したらいかがでしょうか?
代表校のブラスバンドや応援団は校庭や地域の球場などに感染対策をした上で集まり、その様子を甲子園に届ければ(動画・音声配信)成立します。

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