コロナ関連コラム

【経営再起コラム・飲食店編-⑨】食べるのはAIじゃない

経営方針を決める参考に、売上アップや効率化のためにAIが活用され始めています。
例えば、飲食店でいうと、このようなデータや分析になると思います。

  • この時間帯には、この客層。
  • この年齢層は、〇〇と○○をセットで食べて、その後には〇〇を食べる
  • このエリアでは、客単価は〇〇

確かに、こういった分析やその後に施策対策を考えるにはある程度は役に立つと思います。

ですが、あまり固執しすぎない方が良いかもしれません。

なぜなら、食べるのはAIじゃないからです。

皆さまご存知のように、この手のコンピューターによる分析は、元々の収集データの量がキモになります。
ちょっと前でいうと「ビッグデータ」のようにです。

今後はAIがもっと進化していって、「世の中がこんなときには○○を食べる」というような分析ができるようになるでしょう。
ですが、現時点ではまだまだそこまでは進んでいない、少なくとも中小企業や個人経営の飲食店経営者にその情報は流れてきていないはずです。
今のところは、これまでの世の中の情報を集めて分析している段階ではないでしょうか。

なぜ私がそう考えるかというと、コロナショックにあってAIは「こういう経営をするべき」という答えを導いてくれなかったからです。

対面接客がNG、三密を避けての経営となり、じゃあテイクアウトで行こうという答えを出して実行していったのは、間違えなく経営者さま(要するに、人)だったはずです。

コロナ禍であっても美味しいものは食べたい。そう思って実際に食べるのはAIではなくて人です。

当たり前と言えば当たり前なのですが、こんな状況下ではやはり人と人の繋がりが大事なのではないでしょうか。

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