リモートワーク、人との接触を5割減、Zoomでの会議など、今後のビジネスコミュニケーションはオンライン化が急がれています。
確かに、これからのビジネスコミュニケーションやミーティングは、オンラインが主流になりそうだということは、なんとなく分かります。
が、完全にオンラインだけで済むのか?となると疑問が残ります。
そこで今回は、今後のビジネスコミュニケーションは、本当に完全にオンラインだけになるのかを考えてみたいと思います。
※今回のコラムでの「オンライン」は、相手の顔が見えるTV会議だけに絞り込んで書いています。
このコラムを書こうと思ったきっかけ
このコラム原稿を書いているのは、5/26午前中。
緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ本格的な対面でのミーティングは自粛されています。
そんな状況下で、とあるOA機器販売会社の課長さんに連絡をしました。
内容は、
「弊社のクライアントさんで新しく事務所を構えたい方がいる。〇〇さんにお願いすることはできますか?」
というものです。
正直なところ、OA機器販売会社は山ほどあります。が、その中から選んで連絡したのは、
人柄の良さにプラスしてこんなことを期待したからです。
- きっとOKだろう。
- 例えNOだとしても、代替え案をくれるだろう。
結局、オンラインはツールなだけ
そんな期待の元に、連絡を取りました。回答は、期待どおりに
「もちろん大丈夫です。具体的になったら、いつでも電話ください。」でした。
この方との連絡はおそらく3年以上ぶりでしたが、この数分のやり取りは「スマホ」でした。
つまり、今言われているオンライン(TV会議)ではありませんでしたが、通話を終了した後に感じたことは、
- この程度の内容なら、電話で十分だな。
- が、これがオンライン会議だったらどうだったんだろう。
- オンラインで会議するまでもないな。
ということで、結局はまずは相手の“人”ありきでコミュニケーションの手段を選ぶ、
つまり「オンラインから入るのではない」ということではないでしょうか。
本当に初対面の人とのいきなりオンライン(テレビ)会議は、ありえるのか?
今後はそんなコミュニケーションになるかもしれませんが、結論から言うと現状ではあり得ないと思います。
その理由は、こんなことはありえないからです。
『全く知らない企業からいきなりZoomとかSkypeとかSNSでWeb・テレビ会議(面談)が入ってくる。』
これがないのは今のところは当然で、自分のIDを誰でも見れるように公開しない限り、ありえないからです。
現状では、既に知っている人との間でメールや電話やSNSで「WEB会議にしませんか」というやり取りを挟むはずです。
ポイントは、既に知っている、既に何回かコミュニケーションを取っていて、それからオンラインに移行していくということです。
私の結論:ない。ただし、今のところは
今回のテーマは「完全にオンラインだけのビジネスコミュニケーションは、あり得るのか?」ですが、
私の結論は「ありえない」としました。
ただし、今しばらくはですが・・・
こと、ZoomなどのTV会議ということだけに絞れば、その前にほぼ100%のリアルなコミュニケーションやアナログのコミュニケーションが入るはずです。
- 初対面での名刺交換
- 人から紹介してもらったときの電話やメール
- いわゆる紙もののDM
- eメールのメルマガやセールス
これらのきっかけからオンラインミーティングや一歩突っ込んだビジネスコミュニケーションになっていくのではないでしょうか?