20日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて592ドル5セント安い、2万3650ドル44セントでした。
株価の値下がりを引き起こしたのが原油価格です。
国際的な指標となるWTIの5月物の先物価格が、先週末の1バレル=18ドル台から急落し、20日の取り引きで、価格が初めて、事実上、買い手がつかないマイナスに落ち込むという異例の事態となりました。
これは、新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が制限され、需要が大きく減るとの見方から、在庫が積み上がっていることに加えて、5月物の売買が21日までで、取り引き量が少なかったためです。
次の6月物は、1バレル=20ドル前後にとどまっています。
原油市場の関係者は、「消費先が見当たらず、保管や輸送コストのほうが高いという見方から買い手がつかず、投げ売りに近い状態になった。6月物の値動きに注目だが、原油価格の暴落は、アメリカのエネルギー産業の経営を圧迫し、実体経済にも深刻な影響を与えかねない」と話しています。
(引用:NHK NEWS WEB)
ココがポイント
このニュース。直接は個人事業主や中小企業様には影響がないことかもしれませんが、ポイントは原油の先物価格が「マイナス」価格になったということです。
それほど世界的なコロナショックのインパクトが強いということであり、危機感を持たなければなりません。