新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大し、マスクの品薄状態が続く中、和歌山市の大手繊維機械メーカーが、ニットを編む装置を使ってマスクを作るプログラムを顧客の企業向けに公開し、世界各国で生産が始まっています。
和歌山市に本社がある大手繊維機械メーカー「島精機製作所」は、ニットを自動で立体的に編むホールガーメントという機械を生産し、国内外の企業に1万台以上を販売しています。
世界的にマスクの品薄状態が続く中、島精機では急きょ、ニットのマスクを作るためのプログラムを開発し、顧客の企業向けに公開しました。
ニット作りで培った技術を活用し、マスクは立体的に織り上げられ、顔にうまくフィットするということで、8分ほどで1枚を生産することが可能だということです。
マスクの内側にはフィルターを入れるためのポケットも付けられています。
このプログラムは、これまでに200件以上ダウンロードされたということで、6割が国内の企業、4割がイタリアやアメリカなど海外の企業だということです。
島精機製作所先端ニット開発グループの木野高志係長は「多くの問い合わせをいただき、初めてマスク用のデータを作りました。企業に利用してもらって、マスク不足の解消につながればうれしい」と話していました。
(引用:NHK NEWS WEB)
ココがポイント
今後、このような動きが様々なシーンで出てくると思われます。
自社や自店で何かシナジーを提供できないか?逆に他社のシナジーを生かしてビジネスチャンスに活かせないか?を情報収集とともに考えて行きましょう。