日本の支援対策がバタバタしている状況ですが、「他の国はどうなっているのかな?」少し気になりましたので、香港のある会社に勤める方に連絡を取ってみました。
電話をする前は、こんな風なイメージをしていました。
・香港は中国に隣接している(東京ビッグサイトのコンコースみたいな感じで歩いてすぐ行き来できます)ので、新型コロナウィルスが大流行しているのではないか?
・いわゆる日本の下町のような小規模飲食店が多く、日本よりも人口が密集していることもあり、感染が拡散しているのではないか?
・それゆえ、外出禁止や実質経済に大きな影響が出ているのではないか。
・ひょっとしたら、電話は繋がらないかもしれない。
そんな中で実際に先日(4月15日)電話をすると、あっさりと着電し、その方はいつもどおりの感じで対応をし始めていただきました。(ちょっと拍子抜けです)
一通り仕事の話をした後で、「ところで、今回の新型コロナですが、香港の方での影響はどうですか?」と聞いてみました。
99%以上がマスクをつけている
この方があまりネガティブなことを発しないという性格もあるかもしれませんが、「営業停止やいつもよりは外出が減ってますけれども、あまり変わっていませんよ」という答えが返ってきました。
いくつかの話題の中で、一番驚いたことは
・マスクをつけている人は99%
・割高だけれども、マスクは買える
ということでした。
17年も前のSARSが教訓
これは、2003年に大流行したSARSによる教訓が大きいとのことでした。
その教訓を活かしての
・国の迅速な対応
・国民一人一人の意識
ということだと推測しました。
もちろん、香港のような規模だからできるということはあるかと思います。
事業においても、経営トップの
・常に万が一に備えておく意識、想定
・万が一のための経営資産の備蓄
・万が一が起こってしまったときの判断の速さ
・それの実行の速さ
など、今後に活かしていきましょう。
大企業ではすぐにできないけれども、中小企業ではすぐにできるということもあるのではないでしょうか。
「香港のSARSを踏まえたコロナ対策に関する記事」はコチラをご参照ください。