政治・経済 コロナ関連ニュース

東京都が初の「東京アラート」都民に警戒呼びかけ 新型コロナ

2020年6月2日

東京都は2日、都内で新たに34人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されるなど感染状況の悪化の兆候が見られるとして、都民に警戒を呼びかける「東京アラート」を出しました。「東京アラート」が出されるのは初めてです。

東京都は2日、都内で新たに34人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日の感染の確認が30人以上となるのは先月14日以来、19日ぶりです。

こうした状況をうけて、都は、午後9時45分から対策本部会議を開き、今後の対応を協議しました。その結果、感染状況の悪化の兆候が見られるとして、都民に警戒を呼びかける「東京アラート」を出しました。「東京アラート」が出されるのは初めてです。
対策本部会議で小池知事は「きょうの新規陽性者数は34人で、病院の集団感染の影響があるとはいえ、警戒すべき数字だ。都民には、特に夜の繁華街など『3密』のリスクの高い場所では十分注意していただきたい。きのうからロードマップの『ステップ2』に移行したが、引き続き必要な警戒をしながら、感染拡大防止と経済社会活動との両立を図っていきたい」と述べました。
「東京アラート」が出されたことを受けて、東京都庁とレインボーブリッジはそれぞれ午後11時すぎに、いったん消灯したあと、都民に警戒を呼びかける赤い色の照明が点灯されました。

(引用:NHK NEWS WEB)

ココがポイント

東京都の休業要請緩和が「ステップ2」へと拡大してわずか1日。
感染状況の悪化を受けて、初めての「東京アラート」が発動しました。
ただし、この「東京アラート」はその名の如く単なる「警報」です。
「このままだとやばいから引き締めてね!」といったものです。
実際昨日行われた「ステップ2」への緩和拡大はこのまま継続されます。
しかし、昨日夕方くらいに「東京アラート」発動の予告がメディアを通じて報じられた後に、近所のスーパーに立ち寄りましたが、異常なほどの混雑が起きていました。
その様子から「東京アラート」が原因だと察知しました。
「東京アラート」がどのようなものなのかを正しく理解していない方がそれだけ多いということだと思います。
こういった現象が結果として再起動した経済活動を必要以上に抑圧してしまう可能性がありますので、政府や自治体は言葉が一人歩きしないよう、生活者や事業主がとるべき具体的な行動指針とセットでアナウンスしていく必要を感じています。
事業主様におかれましては、ガイドライン等を参考にし、感染拡大防止策を徹底した上で、活動を継続しましょう。

-政治・経済, コロナ関連ニュース

Copyright© 経営サポートサービス特別版 , 2024 All Rights Reserved.