これは、9日に開いた電話会議形式での決算説明会で明らかにしたものです。
傘下の事業会社別の先月の速報ベースの売り上げは、去年の同じ月に比べて、デパートが33%余り減少、ファミリーレストランなどの外食が25%余りの減少と大幅に減ったほか、ショッピングセンターを含む総合スーパーは5%余りの減少、国内のコンビニはオフィス街の店舗が振るわず3%余りの減少となりました。
セブン&アイでは、新型コロナウイルスの影響で将来の事業環境を見通すことが難しくなったとして、9日に予定していた中期経営計画の公表を延期し、来年2月期の業績予想も未定としました。
セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は、「新型コロナウイルスの影響は日々刻々と状況が変化し、計り知ることができない。買い物や生活習慣の変化に対応していきたい」と述べました。
一方、ことし2月期の1年間の決算は、売り上げに当たる営業収益が6兆6443億円余りと前の年に比べて2.2%減少しましたが、最終的な利益は2181億円余りと7.5%増加し、3年連続で過去最高を更新しました。
(引用:NHK NEWS WEB)