深刻なマスク不足に対応するため政府は、妊婦向けのほか、全国すべての世帯を対象に布マスクの配布を始めましたが、その一部から汚れがついているなど不良品の報告が相次いでいます。
これを受けて、布マスクを納入している興和と伊藤忠商事の2社はまだ配布していないマスクをすべて回収することになりました。
両社のマスクはともに海外の工場で生産されたもので、今後は現地での検品に加えて日本に輸入したあとも再度、点検するなどして検品体制を強化するとしています。
興和は「このたびの事態を真摯(しんし)に受け止め、全量を回収したうえで再検品する」としているほか、伊藤忠商事は「感染防止に向けた取り組みにできるかぎりの協力をしていく」とコメントしています。
(引用:NHK NEWS WEB)
ココがポイント
政府によるマスクの配布。開始直後から不良品が多く報告されたことから、このような事態となりました。
シャープ製のマスク販売に至っては、販売開始直後にアクセスが集中し、システム強化のために一時停止となっています。
準備不足という側面と、1日でも早い対応を求められている現実との間で起きていることですので、批判するよりもまず、今起きている厳しい状況として受け止めた方が良いでしょう。
そして、マスク不足問題の抜本的な克服方法は「自作」へと移っています。
もちろん自作できない方も多くいますので、今、事業主様や中小企業で打つ手が少なくなって来ている場合、手作りマスクの販売(または手作りマスクに役立つ商品やサービス)は危機打開の一つの手段でもあります。