全国でおよそ200店舗を展開する大手スポーツクラブでは緊急事態宣言の延長を受けて休業要請が続く地域については営業再開を見合わせることを決めています。
このうちおよそ5000人の会員がいる千葉県浦安市の店舗は先月8日から休業していました。
当初の緊急事態宣言の期限を踏まえて店舗の入り口に「おまたせしました」などと書いたボードを用意しましたが、千葉県の休業要請が続いたため7日から営業を再開することはできませんでした。
この店舗では休業期間に受け付けに透明のシートを設置したり、トレーニングジムなどに消毒液を備えて利用者の感染予防の対策を呼びかけるボードを置いたりしました。そして営業時間中には器具の消毒を行うスタッフを配置することにしていたということです。
スポーツクラブはこの時期、転勤や就職などに伴って例年、入会者数が増えるということですが、この店舗ではことしは去年と比べて1割ほどにとどまっていて、新型コロナウイルスの影響が大きく出ています。
セントラルウェルネスクラブ新浦安の筧田起生店長は「安全を考えるとしかたないと思うが、今しばらく利用者の健康作りに貢献できないのが残念だ。また利用者が早く戻ってくる時が来ることを信じて、できることをやっていきたい」と話していました。
(引用:NHK NEWS WEB)
ココがポイント
緊急事態宣言延長で、厳しい状態を強いられる事業主様も多いことと思いますが、仮に緊急事態宣言が解除されても、終わりなわけではありません。
今後も、第二波、第三波と続く可能性が高く、その度に、再度の規制や制限が行われることでしょう。
また、ワクチンの完成などで本質的な収束を果たしたとしても、生活様式や就業様式も大きく変化する中において、ピンチをチャンスへと変えて行く勇気とアイデアが必ず必要となるでしょう。