「雇用調整助成金」は、売り上げが減少しても企業が従業員を解雇せずに雇用を維持し、休業手当を支払った場合に国が手当ての一部を助成する制度で、休業を余儀なくされた企業のニーズの高まりなどを受け、厚生労働省は20日から手続きを簡素化するためオンラインでの申請の受け付けを始めました。
しかし、申請するための専用の画面にアクセスすると、ほかの申請者の名前やメールアドレス、それに電話番号などが見られる状態になっていたということで、一般の申請者からの問い合わせを受け、現在、受け付けを中止しています。
厚生労働省によりますと、同じタイミングでシステムに登録すると本来、個別に割りふられるはずのIDが同じになり、個人情報が見られる状態になっていたということです。
受け付けを中止する前に登録を済ませた人はおよそ2000人に上るということですが、このうち何人の個人情報が漏えいしたかは分かっていないということです。
厚生労働省は原因の究明とシステムの復旧を急いでいますが、めどは立っていないということです。
(引用:NHK NEWS WEB)
ココがポイント
ITは万能ではありません。
ただ、短気にITを活用できなかったという事実はこのことに限らず日本の致命的な部分かもしれません。
この「戦時下」においてデジタルとアナログで揺れる「先進国」それが日本です。
逆に言えば、それが日本の良さであり、強さです。
ただし、今はそれが噛み合ってない状況に陥ってるかもしれません。
だからこそ個人や中小企業のアイデアやノウハウやシナジーが今後生かされるはずです。