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「雇用調整助成金」オンライン申請 不具合 復旧めど立たず

2020年5月20日

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う支援策として、20日から始まった「雇用調整助成金」のオンラインの申請システムで、申請した人の名前や電話番号などの個人情報がほかの申請者に見られる状態になっていたことが分かり、厚生労働省は現在、受け付けを中止しています。復旧のめどは立っていないということです。

「雇用調整助成金」は、売り上げが減少しても企業が従業員を解雇せずに雇用を維持し、休業手当を支払った場合に国が手当ての一部を助成する制度で、休業を余儀なくされた企業のニーズの高まりなどを受け、厚生労働省は20日から手続きを簡素化するためオンラインでの申請の受け付けを始めました。

しかし、申請するための専用の画面にアクセスすると、ほかの申請者の名前やメールアドレス、それに電話番号などが見られる状態になっていたということで、一般の申請者からの問い合わせを受け、現在、受け付けを中止しています。

厚生労働省によりますと、同じタイミングでシステムに登録すると本来、個別に割りふられるはずのIDが同じになり、個人情報が見られる状態になっていたということです。

受け付けを中止する前に登録を済ませた人はおよそ2000人に上るということですが、このうち何人の個人情報が漏えいしたかは分かっていないということです。

厚生労働省は原因の究明とシステムの復旧を急いでいますが、めどは立っていないということです。

(引用:NHK NEWS WEB)

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