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日銀 黒田総裁「必要ならちゅうちょなく追加の金融緩和」

2020年4月9日

日銀は9日、3か月に1度の支店長会議を開き、黒田総裁は新型コロナウイルスの感染拡大は日本経済に深刻な影響を及ぼしていると厳しい認識を示し、必要があればちゅうちょなく追加の金融緩和に踏み切る姿勢を強調しました。

日銀は全国の景気を点検するため、3か月に1度、全国各地の支店長が参加する支店長会議を開いています。9日の会議は新型コロナウイルスの感染が広がる中、支店長を東京の本店に集めることはせず、テレビ会議で行いました。黒田総裁や幹部全員がマスクをつけて出席し、座席の間隔をあけて感染を防ぐ対策をとりました。

会議の中で、黒田総裁は景気の現状について「新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済は強い不透明感に覆われている。日本経済にも輸出・生産やインバウンド需要、個人消費の落ち込みなどを通じて深刻な影響を及ぼしている。収束時期には不透明感が強く経済の先行きは不確実性が極めて高い」と述べ、厳しい認識を示しました。

そのうえで黒田総裁は「必要があれば、ちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」と述べ、日銀としての姿勢を強調しました。

さらに黒田総裁は「企業の資金繰りは悪化している」と指摘し、今週、政府が決定した緊急経済対策に盛り込まれた企業の資金繰り支援とともに、日銀としても、先月導入した新たな資金供給策を着実に実施して金融機関に積極的な融資をうながす考えを示しました。

(引用:NHK NEWS WEB)

ココがポイント

日銀のこの発表は政治的側面が大きいわけですが、実は今、多くの国民と事業主や経営者が望んでいるのは、一言で言ってしまえば「国が日銀にお金を刷らせてばら撒いて」ということです。
乱暴なことかもしれませんが、これによって外出自粛も休業も加速し、国の財政は痛みながらも、終息は早ま流のですが…。
今後の政治判断に注目しましょう。

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