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緊急事態宣言「集団発生を抑制できる状況なら解除」 安倍首相

2020年4月7日

「緊急事態宣言」をめぐり、安倍総理大臣は、今夜、NHKのニュースウオッチ9で、感染者の集団発生を抑制できる状況になった段階で解除するとしたうえで、「ワクチンの接種がことし暮れごろから可能になれば、感染の終息は見えてくる」と述べました。

この中で安倍総理大臣は、緊急事態宣言を解除するかどうかの判断について「しっかりとクラスター=感染者の集団を追える状況が必要で、専門家から『この数ならクラスターをコントロールできている。もう大丈夫』と言っていただければ解除できる」と述べました。

また、緊急事態宣言で感染拡大の抑制が可能かどうか問われたのに対し「十分に可能性があると考えている。それでもまだ不十分ということになれば、新たな法制を考えることも当然、視野に入れなければならない」と述べ、今後も感染拡大に歯止めがかからない場合は新たな法整備も検討せざるをえないという考えを示しました。

一方、安倍総理大臣は、医療提供体制の整備について「医療崩壊は何としても防がなければならない。宣言によって、例えばオリンピックの選手村や警備にあたる機動隊のための施設を、軽症者などを収容する医療施設とすることが可能になり、中等症以上の方々への医療提供に余裕が出てくる。しっかりとやっていきたい」と述べました。

また、人工呼吸器については1万5000台をすでに確保しているとしたうえで、国内の増産も進め2万台を確保したいという考えを示しました。さらに、安倍総理大臣は、治療薬やワクチンの開発について、「感染の終息には、特効薬とワクチンが必要だ。ワクチンも、早ければことしの暮れから来年初めにかけて摂取が可能になると言われており、そうなれば終息が見えてくる」と述べました。

(引用:NHK NEWS WEB)

ココがポイント

正直に言って、解除の見込みは実際は全くたたない状況なのではないかと思います。
今後の外出自粛や休業などにより、どれだけ「ロックダウン」に近い状態に持ち込めるかということになります。
他国のようにロックダウンに近い状態が作れれば解除の見込みも早くなりますし、そうでなければかなりの長期戦となることでしょう。
経営者様にはお辛い判断となるかもしれませんが、できる限り休業や自宅勤務などを検討し、みなさんの協力のもと、1日でも早い解除を目指すべきです。
長期戦になることが全ての経営者様にとって最も厳しい状況を生んでしまします。

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